Lステップはビジネスで幅広く活用されていますが、「どのように決済すればいいのだろう?」と思ったことはありませんか?
Lステップで決済するには外部のツールと連携する必要があるため、やや設定に時間や知識が必要になります。
とはいえ、Lステップで決済連携できるようになれば、ビジネスの幅も広がりますし、新しいキャッシュポイントを作ることができるため、ありがたいですよね。
そこで本記事では、Lステップと連携できる決済機能や決済連携方法、予約の決済方法などについて詳しく解説します。
Lステップに決済機能はある?
実は、LステップおよびLINE公式アカウントには決済機能が付いていないため、そのままでは決済することはできません。
そのため、決済機能が必要な場合は外部アプリとの連携が必要です。
Lステップに決済機能を追加するメリット
Lステップに決済機能を追加すると2つのメリットがあります。
・利益拡大につながる
・購入者分析ができる
オンライン上でもさまざまな商品やサービスを販売できるようになるため、利益拡大にもつながりますし、購入者を分析することで今後の商品開発にも役立つことは間違いありません。
とはいえ、Lステップの決済に慣れていないユーザーもいるため、どのように手間や不安を取り除くかも課題になってくるでしょう。
Lステップで連携できる決済機能
Lステップで連携できる決済機能は、StripeとPayPalです。
どちらも海外の企業が提供している決済サービスですが、日本においてもサービスを提供しているため、Lステップと連携することができます。
Stripe(ストライプ)とPayPal(ペイパル)の比較表
StripeとPayPalの比較表は以下の通りです。
Stripe | PayPal | |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 無料 | 無料 |
決済手数料 | 3.6% / 件 | 3.6 % + 40 円 / 件(国内) |
カードブランド | VISA / MasterCard / JCB / American Express / DISCOVER / Diners ※JCBは利用申請が必要 | VISA / MasterCard / JCB / American Express /DISCOVER |
その他決済 | Apple Pay / Google Pay / コンビニ決済 / MicrosoftPay / AliPay/Masterpass / VisaCheckout / WeChatPay / 銀行決済 | Apple Pay / 銀行決済(みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行・りそな銀行) |
入金手数料 | 無料 | 5万円以上:無料 5万円未満:250円/件 |
入金サイクル | 1週間ごと | 引出依頼から3~6営業日(国内) |
返金手数料 | 0円 | 0円 |
導入までの所要期間 | 数分程度 | 2週間~4週間 |
メリット | ・アカウント開設に審査が必要ない ・ランニングコストが必要ない ・購入者のアカウント作成が不要 ・サブスクプランを用意できる ・日本語サポートが充実している | ・セキュリティ性能が高い ・サブスクプランが用意できる ・日本語サポートがある ・越境ECにも強い ・リンクを貼るだけで決済可能 |
デメリット | ・決済手数料の返金がない ・入金がやや遅い | ・アカウント開設がやや面倒 ・導入までに時間がかかる ・決済手数料が高い ・少額決済には向いていない |
このように、支払い機能には大きな差はありません。
決済手数料で比較すると
Stripeは3.6% / 件
PayPa3.6+ 40 円 / 件 となるため、
販売する商品単価が安い場合や売り上げが少ない場合はStripeを利用するといいでしょう。
PayPalの場合さらに
5万円未満の振込みには入金手数料がかかるからだね
ある程度の売り上げが見込める場合はどちらを使っても利益的なデメリットはないため、使いやすいほうを選ぶことがおすすめです。
それぞれに特徴があるため、自社の売り上げなどを基準にしてどちらを導入するか決めるといいでしょう。
Lステップで決済連携する方法・手順
Lステップで決済連携する方法・手順は以下の通りです。
Stripeのアカウント開設方法 | PayPalのアカウント開設方法 |
https://dashboard.stripe.com/register | https://www.paypal.com/jp/business |
1.ホームページにアクセス 2.Stripeアカウントの作成から情報を入力 3.メールに送られてきたURLから認証 4.ダッシュボードの「設定を開始」を選択 5.事業形態を選択 6.法人名や住所、電話番号などを入力 7.入金先の銀行口座を登録 8.担当者の電話番号を入力・SMS認証 9.売上税の商品カテゴリを選択 10.ダッシュボードに戻りビジネスオーナーの確認を選択 11.身分証明書をアップロード | 1.ホームページにアクセス 2.「無料ビジネスアカウント開設」を選択 3.ビジネスアカウントを選択 4.メールアドレスとパスワードを入力 5.住所や電話番号、事業者名を入力 6.「PayPalビジネスアカウントへようこそ」と表示されたらアカウント作成完了 |
どちらもアカウント作成方法は非常に簡単です。
表示される画面の指示通りに進めていけば数分でアカウント作成を完了することができます。
Lステップからの予約を決済する方法
StripeとPayPalを活用してLステップからの予約を決済する方法は以下の通りです。
Stripeで決済する方法 | PayPalで決済する方法 |
1.Stripeのアカウントを作成する 2.Lステップを開く 3.統計情報→流入経路分析を選択 4.新しい流入経路を選択 5.アクションを設定する 6.Stripeで支払いURLを作成する 7.「確認ページを表示しない 顧客をウェブサイトにリダイレクトする」にチェックをいれる 8.購入者にURLを送信する | 1.PayPalのアカウントを作成する 2.Lステップを開く 3.統計情報→流入経路分析を選択 4.新しい流入経路を選択 5.アクションを追加する 6.購入者にURLを送信する |
これらの決済方法はさまざまなビジネスで利用することができます。
例えば、実店舗で行うヨガなどのレッスン料金の支払いを事前に済ませることやオンラインサロンなどの費用をサブスクで支払うこともできます。
ただし、先ほどもお伝えしたとおり、Stripeを利用する場合はキャンセル時に決済手数料が返金されないため、極力キャンセルが起きないような決済の仕組みを作るといいでしょう。
さらに、決済後のアクションをLステップで設定できるので、Lステップと決済機能の連携はさまざまなメリットがあります。
・決済後のリッチメニューを変更する
・購入後のお礼のメッセージを送信する
などのアクション設定が可能です。
Lステップで決済連携するときの注意点
Lステップで決済連携するときの注意点は以下の通りです。
1.PayPalは購入者もアカウントを作成する必要がある
2.初回に認証画面が表示される
3.連携できるのは、Lステップのプロプランのみ
それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。
1.PayPalは購入者もアカウントを作成する必要がある
Stripeは購入者がアカウントを持っていなくても決済することができますが、PayPalは購入者がアカウントを持っていないと決済することができません。
PayPalはビジネスシーンでは使われることも多いですが、一般的に生活しているとなかなか使う機会のないツールとなるため、購入するために登録してもらう必要があります。
もちろん、快くPayPalに登録してくれる顧客もいれば、登録が面倒だからと購入直前で離脱してしまう場合もあるでしょう。
そのようなリスクがある以上、購入者のアカウント作成が不要なStripeを導入するのが無難といえます。
2.初回に認証画面が表示される
LINEアカウントの使用上、流入経路を使用した決済方法において、初回のみ購入者のトーク画面に認証画面が表示されます。
そのまま認証すれば問題ないのですが、プライベート感の強いLINEと知らない会社が連携すること、さらには認証画面に”公正な配布元以外にが提供するサービスを利用して発生したいかなる損害について、本サービス提供者は一切の責任を負いません。”と強めの記載がされているため、認証に慎重になるユーザーも少なからず存在します。
こちらに関しては避けようがありませんが、ユーザーが不安になるポイントとなるため、事前に認証画面が表示されることをお知らせしておく必要があります。
3.連携できるのはLステップのプロプランのみ
Lステップにはスタートプラン・スタンダードプラン・プロプランという3つのプランがありますが、最上位プランである月額32,780円/月(税込)のプランに加入しないと連携することができません。
決済機能と連携するだけであれば高額に感じるかもしれませんが、Lステップはリピーター獲得や販売促進など、ビジネスを最大化する仕組みが揃っているため、決済連携はあくまでキャッシュポイントのひとつとして考えておくとそれほど高額な費用ではないと考えられます。
まとめ
本記事では、Lステップと連携できる決済機能や決済連携方法、予約の決済方法などについて詳しく解説しました。
Lステップにそのものには決済機能はないものの、StripeとPayPalと連携することで決済機能を導入することができます。
StripeとPayPalでは違った特徴がありますが、決済手数料・振り込み手数料が安く、購入者がアカウント作成する必要のないStripeのほうが購入者から受け入れやすいサービスだと言えるでしょう。
とはいえ、LステップとPayPalを連携して売り上げを上げているビジネスも多いため、さまざまな観点から自社に最適な決済サービスを導入することが大切です。
ぜひ本記事を参考にして、Lステップに決済機能を追加してみてください。
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