採用業務には、手間と時間がかかるもの。
特に採用面談の日程調整には非常に手間がかかります。
そのため、ツールを導入して業務効率よくしようと考えておられる方や今導入しているツールを見直そうと考えている方も多いのではないでしょうか?
今ある日程調整ツールは、どのツールも機能的には優れたツールなのですが、連携できるアプリや使いやすさに違いがあるため、しっかりと比較したうえで導入することが大切です。
本記事では、採用における面談の日程調整ツールと自社公式LINEアカウントで日程調整する方法について詳しく解説します。
採用面接に日程調整ツールを使用するメリット
採用面談に日程調整ツールを使用するメリットは以下の通りです。
1.応募者が多くても日程調整が簡単にできる
2.面接を辞退されるリスクが減る
それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。
1.応募者が多くても日程調整が簡単にできる
日程調整ツールを使用する最大のメリットは、スケジュール管理が容易になることです。
応募者が多いと日程調整に時間がかかりますが、日程調整ツールであれば個別に応募者と連絡を取る必要がなくなるため、スムーズに面接日を決めることができます。
求職者と個別でメールをする機会が減るので、業務を削減できます。
2.面接を辞退されるリスクが減る
就職活動および転職活動をしている方は、一社だけではなく複数社に応募しています。
そのため、連絡が遅いと面接日が重なった場合、連絡の遅かった会社との面接を辞退する恐れがあります。
日程調整ツールを使用すれば素早く面接日程を調整できるため、面接辞退のリスクを減らすことが可能です。
日程調整ツールを選ぶときのポイント
日程調整ツールを選ぶときのポイントは、自社で使いやすい機能が揃っているかどうかです。
日程調整ツールの中には対応しているデバイスが異なるため、WindowsかiOSで自社が使用しているデバイスで使いやすいアプリを選びましょう。
応募者がスムーズに使用できるかどうかもチェックすることが大切です。
採用面談の日程調整ツール8選
採用における面談の日程調整ツールの一覧表は以下の通りです。
日程調整ツール | サービスページ |
Microsoft Bookings | https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/smb/column-microsoft-bookings |
TimeRex | https://timerex.net/ |
eeasy | https://eeasy.jp/ |
jicoo | https://www.jicoo.com/ |
アイテマス | https://aitemasu.me/ |
調整アポ | https://scheduling.receptionist.jp/ |
Spir | https://www.spirinc.com/ |
Nitte | https://site.nitte.app/ |
これらの日程調整ツールの他に、9個目のツールとして自社公式LINEアカウントを用いた日程調整方法について詳しく解説します。
1.Microsoft Bookings
Microsoft Bookingsは、Microsoft 365・Office 365に含まれるツールのひとつで、Microsoftと連携することで日程調整などを効率よく管理することができます。
社内でMicrosoft関連のツールを多く利用している場合やOutlookとTeamsなどを利用している場合は連携がスムーズで効果的です。
運営会社 | Microsoft |
初期費用 | 無料 |
利用できるライセンス | Microsoft 365 Business Basic Microsoft 365 Business Standard Microsoft 365 Business Premium Microsoft 365 A3 Microsoft 365 A5 Microsoft 365 E3 Microsoft 365 E5 Microsoft 365 F3 |
主な機能 | Microsoftサービスとの連携 顧客データの利用許可 |
主な実績 | HONDA、大成建設、三井物産などの大手企業で導入 |
ホームページ | https://www.microsoft.com/ja-jp/biz/smb/column-microsoft-bookings |
2.TimeRex
TimeRexは基本無料で利用でき、GoogleカレンダーやOutlookと連携することでリアルタイムのスケジュールを自動更新してくれるツールです。
無料プランでも採用の面談の日程調整をすることは可能ですが、フリープランでスケジュールの管理ができるのは2人までです。
運営会社 | ミクステンド株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | フリープラン:無料 ベーシックプラン:月額900円(税抜)(年払いの場合は月額750円) プレミアムプラン:月額1500円(税抜)(年払いの場合は月額1,250円) |
主な機能 | Googleカレンダー・Outlookとの連携 |
主な実績 | クラウドワークスやリクルートなどの企業で導入 登録者数24万人突破 |
ホームページ | https://timerex.net/ |
3.eeasy
eeasyは、特許を取得した独自の機能やGoogleやMicrosoftとの連携によって採用の面談の日程調整にかかる手間を1/10にまで削減できる日程調整ツールです。
調整にかかる作業は最短10秒となり、調整相手はeeasyに登録する必要はありません。
運営会社 | 株式会社E4 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 【個人利用】 永久無料 【法人利用】 月間の調整回数が6回未満の社員:無料 月間の調整回数が6回以上の社員:月額850円(税別) 【グループ用の予約受付ページ(オプション)】 1ヶ月お試し無料 ライトプラン(受付ページ3個まで):月額9,800円(税抜) ベーシックプラン(受付ページ10個まで):月額22,800円(税抜) ビジネスプラン(受付ページ30個まで):48,800円(税抜) |
主な機能 | URLを送るだけで日程調整可能 Googleワークスペースと連携 Microsoft365と連携 |
主な実績 | 上場企業・有名ベンチャー、5万社以上が導入済 ビジネスパーソンが選ぶ日程調整ツール部門で3冠 日程調整に関する特許機能を多数持っている |
ホームページ | https://eeasy.jp/ |
4.jicoo
jicooは、AIを導入した日程調整をすることができ、デザインがとても見やすいため、慣れていない方でも問題なく利用できる日程調整ツールです。
無料プランではカレンダー接続人数が3人までとなりますが、ほとんどの機能が利用できるため、人数がネックにならないのであれば無料でも問題ないでしょう。
運営会社 | ジクー株式会社 |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | Free:無料 Pro:月額800円/人(税抜) Taem:月額1,200円/人(税抜) 2週間の無料トライアル期間あり |
主な機能 | Googleカレンダー・Microsoft Outlookと自動連携 AIによるスケジュールの最適化提案 フォームを自由に作成可能 |
主な実績 | CCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)取得 ISO / IEC 27001取得 |
ホームページ | https://www.jicoo.com/ |
5.アイテマス
アイテマスは、Googleカレンダーとの連携に特化した日程調整ツールです。
個人開発とはいえ、企業が運営している日程調整ツールと同様に優れた機能を持っているにも関わらず、2024年4月現在すべての機能が無料で利用することができます。
将来的には有料化することを明言していますが、現在は無料で利用できるため、実際に使ってみるといいでしょう。
運営会社 | 個人運営(https://twitter.com/__shinji__) |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 無料 |
主な機能 | Googleカレンダーとの連携 |
主な実績 | 導入企業8,400社以上 登録ユーザー70,000人以上 |
ホームページ | https://aitemasu.me/ |
6.調整アポ
調整アポは、人数ではなくアカウントごとに月額料金が発生する仕組みであるため、利用する人数が多いほどひとりあたりのコストが低くなる日程調整ツールです。
当日までのフォローアップを自動で行ってくれる機能や分かりやすいデザインなどが好評で、「ITreview」という口コミサイトでは2年連続最高位を受賞しています。
運営会社 | 株式会社RECEPTIONIST |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | 【スタンダード】 10ページ…8,000円 20ページ…16,000円 50ページ…40,000円 100ページ…80,000円 【エンタープライズ】 5ページ…8,000円 10ページ…12,000円 20ページ…24,000円 50ページ…60,000円 100ページ…120,000円 【プレミアム】 5ページ…12,000円 10ページ…16,000円 20ページ…32,000円 50ページ…80,000円 100ページ…160,000円 ※すべて税抜・月額 |
主な機能 | Googleカレンダー・Outlookなどと連携面談当日までフォローアップ対応 |
主な実績 | ITツールのレビューサイト「 ITreview」の ビジネス向け日程調整ツール部門にて、 10期連続で最高位のLeaderを受賞 |
ホームページ | https://scheduling.receptionist.jp/ |
7.Spir
Spirは、日程調整にかかる業務を削減することで事業を成長させることを目的としたツールです。
最短でのアプローチに力を入れているため、採用したい人材に競合よりも早くアプローチすることができます。
運営会社 | 株式会社Spir |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | Free(3人まで利用可能):無料 Starter(5人まで利用可能):月額6,000円 Essentional(20人まで利用可能):月額20,000円 Standard(60人まで利用可能):月額50,000円 Growth(120人まで利用可能):月額80,000円 Enterprise(121以上利用可能):要問い合わせ 1ヶ月間の無料トライアル期間あり |
主な機能 | Googleカレンダー・Outlookなどと連携 |
主な実績 | 商談・面接数300%改善 日程調整工数9割削減 利用者数22万人以上 |
ホームページ | https://www.spirinc.com/ |
8.Nitte
Nitteは、面談予定者に空き時間を共有する予約型の日程調整ツールです。
1対1の日程調整であれば無料でも月に10回行うことができますが、より業務を効率化するためにも有料化を検討するといいでしょう。
運営会社 | 株式会社ウォンバットテクノロジー |
初期費用 | 無料 |
料金プラン | フリープラン:無料 プロプラン(個人向け):月額440円/人(税込) チームプラン(法人向け):月額660円/人(税込) 2週間の無料トライアル期間あり |
主な機能 | 予定をカレンダーに登録 代理調整 |
主な実績 | BOXIL SaaS AWARD 2023 部門第1位 |
ホームページ | https://site.nitte.app/ |
LINE公式アカウントを使った日程調整
採用活動に自社のLINE公式アカウントを使う企業も増えてきています。
LINEを使った採用活動のメリットは、
・求職者が採用担当者との距離が近く、親しみを感じやすいこと
・新しいメッセージに気づきやすいこと
・過去の個別のやり取りをトーク画面で確認できること
などが挙げられます。
自社のLINE公式アカウントにLステップを導入すると、さらに採用活動をスムーズに行うことができます。
予約管理機能を用いると、応募者が空いている面接日を確認して予約できるため、調整に手間がかかりません。
予約を承認制にすることも可能です。
他の日程調整ツールにもあるように、予約状況はリアルタイムで確認できるので、ダブルブッキングの心配もありません。
さらに、Lステップを使うとリマインドメールを自動送信できるんです。
Lステップでは、日程調整以外にも採用活動を効率化させる機能がたくさんあります。
一部を紹介すると以下のことができます。
・応募者の選考業況を可視化する
・社員インタビューなどの動画を配信し、視聴状況を把握する
・応募者にアンケートを配信して、その回答を応募者ごとに保存する
そのほか、LINEのチャット画面は、応募者ごとに過去のトーク履歴を確認できるので、採用業務を複数人で行っている場合は、情報が共有しやすいという特徴があります。
このように、日程調整以外に応募者の管理、コンテンツの配信管理ができるのがLステップの強みです。
詳しくはこちらの記事に掲載しているので、ご覧ください。
採用活動に自社の公式LINEを導入している企業は、Lステップを用いた方法を強くおすすめします。
まとめ
本記事では、採用における面談の日程調整ツールについて詳しく解説しました。
採用における面談に活かせる日程調整ツールはさまざまで、どれも優秀な機能が揃っているため、まずは社内で使うことの多いツールと連携できるかどうか、実際に使ってみて使いやすいか、などを重点的にチェックしてから本格的に導入することが大切です。
ぜひ本記事を参考にして、最適な日程調整ツールを導入して採用における面談の効果を最大化させてみてください。
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