ITツールを利用して、事業効率を良くしたい。
Lステップを導入したいけど、お金がかかる・・・。利用できる補助金とかあるのかな?
とお考えの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、LステップとIT導入補助金やIT導入補助金申請時のポイントについて解説します。
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集客強化にLINEを考えている
Lステップを導入しようと思うけれど正直、使い方がわからない
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Lステップについて
Lステップとは、LINE公式アカウント専用のビジネスツールです。LINEを用いたマーケティング活動を自動化・効率化してくれます。
使用目的に合わせて機能を柔軟に組み合わせることができるため、Lステップは幅広い業種で使用されています。
ではさっそく、Lステップの主な機能をサクッとご紹介していきます。
1.メッセージ配信機能
Lステップには、効率よくコンテンツを配信する機能や、顧客とのコミュニケーションを自動化する機能が搭載されています。
・シナリオ配信
事前に準備しておいた複数のメッセージを指定したタイミングで配信できる機能です。
・セグメント配信
年齢や性別、居住エリア以外に来店回数や商品の購入など、細かい条件で絞ったユーザーに対して配信できる機能です。
シナリオ配信・セグメント配信は
条件設定の自由度が高いため、活用することで顧客ひとりひとりに合った商品やサービスの提案が可能となります。
・リマインダ配信
予約状況に合わせてリマインドメールを自動で配信できる機能です。
予約の受付・管理ができる「予約管理機能」と連動させることができるので、予約忘れや突然のキャンセルを防ぐことができます。
・自動応答
設定したキーワードをユーザーが送信した場合に、自動で応答する機能です。
リマインダ配信・自動応答は
営業時間に関係なく自動で個別に対応してくれるから、業務効率アップが期待できるね。
2.顧客情報管理機能
・友だち情報欄管理
Lステップでは、顧客ごとの情報をまとめた詳細ページが作成できます。
名前や住所などの個人情報の他に、イベント予約状況、商品の購入履歴、アンケートの回答、メッセージの既読状況などの情報も蓄積できます。また、新しい情報が得られると自動で情報更新します。
カルテみたいな感じかな?
そうそう。そんな感じ。
集めた顧客情報をセグメント配信に利用することも可能です。
3.分析機能
Lステップは分析機能も豊富に取り揃えられています。
・流入経路分析
誰がどこから友だち追加したのかを分析する機能です。
・クロス分析
2つ以上の条件をかけ合わせて分析する機能です。
・サイトスクリプト
サイト滞在時間を計測します。
・URLのクリック測定
特定のURLのクリック数やクリック率を測定します。
流入経路によってシナリオ配信の内容を変えたり、サイト滞在時間が長い(=興味を持っている)顧客に対して、商品の詳細情報を提供する。といった使い方ができます。
IT導入補助金とは
IT導入補助金とは…
経済産業省が推進する、生産性向上を目的としたITツール導入支援事業です。
補助の対象は、中小企業・小規模事業者で、IT導入補助金は目的別に以下の5種類に分類されます。
通常枠(A・B類型) |
自社の課題にあったITツールを導入し、業務効率化・売上アップをサポートするものです。経営力の向上・強化を図ることを目的としています。 |
セキュリティ対策推進枠 |
サイバーインシデントが引き起こすさまざまなリスクの低減を支援するものです。 |
デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型) |
会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト・ECソフトの経費の一部を補助することで、企業間取引のデジタル化を推進することを目的としています。 |
デジタル化基盤導入枠(商流一括インボイス対応類型) |
インボイス制度に対応した受発注システムの導入費用を支援するものです。 |
デジタル化基盤導入枠(複数社連携IT導入類型) |
業務上つながりのある「サプライチェーン」や、特定の商圏で事業を営む「商業集積地」に属する複数の中小企業・小規模事業者等が連携してITツールを導入し、生産性の向上を図る取り組みを支援するものです。 |
Lステップ導入時に利用できる補助金
Lステップを導入する時に申請できる補助金ってあるの?
あるよ! 通常枠・A類型で申請できます。
Lステップは、IT導入補助金の「通常枠・A類型」で申請できるツールです。
IT導入補助金(通常枠・A類型)について
補助額 :5~150万円未満
補助率 :50%以内
補助対象:
ソフトウェア*1 |
ソフトウェアソフトウェア購入費・クラウド利用料(最大2年分) |
導入関連費(オプション) |
機能拡張やデータ連携ツールの導入、セキュリティ対策実施にかかる費用 |
導入関連費(役務の提供) |
導入コンサルティング、導入設定、マニュアル作成、導入研修、保守サポートにかかる費用 |
*1 補足:
対象となるソフトウェアは事前に事務局の審査を受け、補助金HPに公開(登録)されているものとなります。
ちなみに・・・
2023年度より限度額が引き下げとなり5万円~となったため、申請者が増加することが予想されています。
IT導入補助金 事業スケジュール
交付申請期間ごとに、締切日・交付決定日・事業実施期間・事業実績報告期限が定められています。
■参考■
2023年度の8月1日以降の事業スケジュールについて
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Lステップ導入にかかる費用
LステップとLINE公式アカウントはサービス提供会社が異なるため、LINE株式会社と株式会社Maneql両方のアカウント開設が必要です。そのため、それぞれの月額費用が必要となります。
LINE公式アカウント料金プラン
コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
月額固定費 | 0円 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数 | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
追加メッセージ料金 | 不可 | 不可 | ~3円/通 |
Lステップ料金プラン
スタートプラン | スタンダードプラン | プロプラン | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
初月料金 | 0円 | 0円 | 0円 |
月契約(税込) | 2,980円/月 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
月間配信数 | ~5,000通 | ~30,000通 | ~50,000通 |
機能 | 基本機能 | 基本機能 + その他の機能 | 基本機能 + その他の機能 (スタンダードプランより多い) |
月額利用料(LINE公式アカウント利用料+Lステップ利用料)
Lステップのプランは、LINE公式アカウントと月間配信数が同じものを選択することになっています。二つの利用料金をまとめると以下の表のとおりです。
月間配信数 ~5000通 | 月間配信数 ~30,000通 | 月間配信数 ~50,000通 | |
LINE公式アカウント料金*2 | 5,500円/月 | 16,500円/月 | 82,500円*3/月 |
Lステップ料金 | 2,980円/月 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
合計利用料 | 8,480円/月 | 38,280円/月 | 115,280円/月 |
*3(スタンダードプランの月額利用料15,000円に20,000通×3円分を追加し算出)
なんで同じ配信数のプランを選ばなきゃいけないの?
例えば、Lステップのシステムから100通配信した場合、LINE公式アカウントも100通分消費されるからです。
Lステップを導入すると毎月費用がかかりますが、申請が採択されると、最大2年分の利用料の半額を補助として受けることができます。
IT導入補助金申請の流れ
IT導入補助金申請の流れは以下の通りです。
①申請スケジュール確認
②「gBizIDプライム」アカウントの取得、「SECURITY ACTION」の実施、「みらデジ*3経営チェック」の実施
*3:みらデジとは
中小企業庁が実施している事業で、中小企業・小規模事業者等の取組むべき経営課題を把握し、ITに精通した専門家への相談を支援する事業。
③ツールとIT導入支援事業者*4の選定
認定されている支援事業者と導入したいITツールを選定します。申請には、IT導入支援事業者とパートナーシップを組むことが必須となっています。
*4:IT導入支援事業者とは
IT導入補助金事務局に登録された事業者です。
申請者と共に事業を実施するパートナーとしてITツールの説明・導入・運用方法の相談等のサポートや事務局に提出する各種申請・手続きのサポートを行います。
④交付申請手続き(IT導入支援事業者と事業計画を共同作成・提出)
⑤事務局より「交付決定」の通知
⑥ITツールの発注・契約
⑦支援事業者から納入
⑧支払い
⑨事業実績報告
実際にITツールの発注・契約・納品・支払い等を行ったことがわかる証憑を提出します。「申請マイページ」に必要事項を入力して事業実績報告を作成し、IT導入支援事業者の確認及び必要事項の入力を経て、申請者が事務局に提出します。
⑩補助金交付
補助額は「申請マイページ」で確認できます。内容確認後に補助金が交付されます。
⑪事業実施効果報告
定められた期限内に申請者が「申請マイページ」に必要な情報を入力して報告書を作成。報告書は、申請者がIT導入支援事業者の確認を経て提出します。
・みらデジ経営チェックを実施しなければ不採択となります。(申請要件を満たさないため)
・交付決定前にツールの発注・契約・支払い等を行った場合、補助金の交付を受けられません。
このポイント↑を忘れないように注意じゃな。
あと、補助金が交付されるまで時間がかかるから、運転資金にはゆとりを持っておかないといけないのぉ。
補助金を利用する際の注意点
補助金交付までに時間がかかる
事業実績報告提出後に交付となるため、時間がかかります。そのため、ツール代金は一旦自社で全額支払う必要があります。
必ず採択されるとは限らない
採択されなければ再申請できますが、採択されない場合もあるので注意が必要です。
■参考■
通常枠(A類型・B類型)の採択結果と採択率の実績について
公募期間:令和5年4月25日(1次締切分)
申請数:1915者
採択数:1391者
採択率:72.6%
まとめ
Lステップで自社の作業の効率化・自動化を進める場合、「IT導入補助金 通常枠A類型」の交付対象となる可能性があります。
申請のポイントとしては、「gBizIDプライム」アカウントの取得、「SECURITY ACTION」の実施、「みらデジ」の経営チェックの実施と、認定されている支援事業者とパートナーシップを組むことです。その他に、契約・発注・支払いのタイミングなどに注意が必要です。
IT導入補助金は交付されるまで時間を要しますが、採択されると、ITの専門家のサポートと金銭的なサポートを受けながら自社の生産性向上を目指すことが可能となります。
自社で負担するIT導入費用や運用コストを抑えられるので、この補助金の利用はおすすめです。
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そんな方は、みらきってにご相談ください^^