Lステップとは、LINE公式アカウント専用のマーケティングツールです。
Lステップを使ったマーケティング?
どんな特徴があるのか知りたい。
Lステップ導入のメリットやデメリットを知りたい。
とお考えの方もおられると思います。
この記事では、Lステップの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。さっそく見て行きましょう!
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集客強化にLINEを考えている
Lステップを導入しようと思うけれど正直、使い方がわからない
Lステップでできることを知りたい
そんな方は・・・▼
Lステップの特徴
Lステップは、LINE公式アカウントを用いて『業務の効率化』を図りながら『One to Oneマーケティング*』を実施し、売り上げアップを目指すことができるツールです。
LINEでの情報配信は、顧客にとっては使い慣れたアプリで情報を受け取れるメリットがあり、企業にとっては配信メッセージの既読率が高いところにメリットがあります。
また、LINEは、日本国内で非常に多くのユーザーを抱えているソーシャルメディアであるため、幅広い年代にアプローチできるという特徴があります。
LINEは10~70代のすべての年代における利用率が90%以上です。
(引用元:https://www.moba-ken.jp/whitepaper/22_chap2.html)
*One to Oneマーケティングとは
顧客の属性や趣味趣向、行動履歴をもとに顧客ひとりひとりに合わせてマーケティング活動を行うことです。
では、Lステップの具体的な特徴をご紹介していきます。
①顧客情報を集められる
配信したアンケートなどから得られた顧客情報や、行動履歴を顧客ごとに蓄積していきます。
(例)
顧客情報・・・氏名・住所・性別・年齢・趣味・記述回答の内容 など
行動履歴・・・特定のサイトをクリックしたかどうか・サイト滞在時間・メッセージの既読状況 など
②顧客に合わせた情報やサービスを提供できる
顧客情報を活用し、顧客一人一人にあったコンテンツを配信することができます。
顧客から直接集めた情報を活用するため、配信内容と配信対象のミスマッチが起こりにくく、顧客が関心を持っている段階で商品やサービスの価値を伝えることができます。
配信内容と配信対象のミスマッチがないのは、無駄な配信を減らす事にもつながるからいいね。
③結果を分析し、計画の見直しができる
メッセージの既読率やサイト滞在時間、URLクリック測定、クロス分析、流入経路分析などのデータを集めることができます。
集めたデータは、配信メッセージの内容や配信のタイミング、遷移先のページの評価などに役立ちます。
PDCAサイクルを回しながら、アカウント運営ができるのじゃ!
Lステップのメリット
正直、Lステップ内だけで色々できます。
顧客管理ができる
友だち情報欄管理
友だち情報欄管理とは、顧客の情報を顧客ごとに蓄積していく機能です。
登録・管理する項目は自由に設定でき、アンケートの回答と紐づけして保存したり、画像やPDFの保存も可能です。
新たな情報を取得した場合は、自動で更新されます。
更新作業の時間と更新忘れの心配が不要じゃな。
タグ管理
ユーザーの特徴や行動履歴をラベリングできる機能です。
Lステップでは、タグを自動付与・削除ができ、さらにタグに応じたアクション設定も可能です。
付与したタグは、セグメント配信に活用できます。
タグの自動付与例:
回答フォームの選択肢毎にタグを準備し、回答が得られたら該当のタグを付与する
アクション設定例:
ゴールド会員のタグがついたら、ゴールド会員用のリッチメニューを表示する
お客様一人一人にタグをつけたり外したりする作業はとっても面倒。一括でタグの付与・削除できるのは、時短になるし間違いも少なくなるね。
スコアリング
友だちの行動やアンケートの回答に点数をつけてスコア化する方法です。
可視化することで対応の優先度を測ることができるメリットがあります。
(例)
・リッチメニューをタップしたら1点加算
・特定のURLをクリックしたら1点加算
・商品を購入したら10点加算 など。
アンケートでは、選択肢毎に点数を設定することもできます。
アンケート機能がある
アンケートやお申込みフォームを作ることができる機能(=回答フォーム機能)があります。
質問事項を自由に設定できるので、顧客の個人情報や興味があること、悩みなどをヒアリングすることができます。
得られた情報は、顧客管理機能と紐づけして保存し、メッセージ配信やグループ分けに役立てることができます。
メッセージ配信を効率よくできる
シナリオ配信
事前に準備しておいた複数のメッセージをスケジュールに沿って配信する機能です。
友だちの条件に合わせて開始タイミング・時間指定・配信間隔など自由に設定することができます。
事前に準備する複数のメッセージ(シナリオ)は、顧客の関心を維持しながら読み進めてもらうために、一貫性のある内容を配信することが重要です。
セグメント配信
配信対象者を属性などで絞って配信する機能です。
興味ある人だけに配信することができるため、ブロック率の低下や反応率のアップが期待できます。
条件設定は自由で、配信対象となる人数が1人でも配信することができます。
顧客とのコミュニケーションを自動化
友だち追加時設定
友だち追加されたら『自動であいさつメッセージを送る』 などのアクションを設定できる機能です。
友だち追加直後は、アカウントへの関心が高いため、行動を起こしてもらいやすい傾向があります。そのため、アンケートを設定する企業が多いです。
友だち追加直後は、情報を取得しやすいタイミングなんだね。
アクション管理
顧客の行動に対するアカウントの対応を設定できる機能です。
一つの行動に対して、複数のアクションを設定できます。
(アクション設定例)
あ~これ欲しい! これ買おっと。 ポチッ。(顧客が商品購入)
購入した商品を顧客管理システムに保存
→サンクスメッセージを送信
→商品のレビュー投稿を依頼するメッセージ送信
思った通りのものが届いた!レビューを投稿しよっと。(顧客がレビューを投稿)
次回に使用できる割引きクーポンの送信
予約管理機能
自動で予約情報の登録・管理が行える機能。
締め切り期限・定員・予約回数制限などの設定も可能です。
予約方法は、イベント予約とカレンダー予約の2種類あり、Googleカレンダーとの連携可能です。
イベント予約とは・・・
イベント開催日の予約を受け付ける機能です。
予約画面に、名前や連絡先などの情報を入力するフォームを設定し、参加者情報を取得することができます。項目は自由に設定できるため、イベントに合わせて内容を変えることも可能です。
カレンダー予約とは・・・
カレンダーで予約が空いている日を確認し、日時指定で予約ができる機能です。
予約時に担当者や予約するメニューを選べるように設定できます。
カレンダー予約は、飲食店や美容室・整骨院とかで需要がありそうな機能だね。
リマインダ配信
設定した日付にあわせて自動でリマインダ配信ができる機能です。
予約忘れを防ぎ、イベントの出席率UPや突然のキャンセルを防ぐ効果が期待できます。
予約管理機能と連動させることができる点もメリットです。
リッチメニュー
トーク画面下部に表示される固定メニューのこと。常に表示しておきたい項目(問い合わせフォームなど)を設定しておくと便利です。
メニューの内容を項目ごとにタブ分けして表示したり、顧客の属性によって表示を変えることもできます。
(例)
スクールに入会前と入会後で表示を変える など
自動応答
あらかじめ設定したキーワードを友だちが送信した時に、自動で返信してくれる機能です。
マッチ方法を「完全一致」と「部分一致」から選択できます。
(例)営業時間というキーワードを設定。
営業時間を教えてください。
●マッチ方法を「完全一致」に設定
・・・・。
●マッチ方法を「部分一致」に設定
営業時間は、10:00~19:00です。
分析に必要なデータを収集できる
URLクリック測定
特定のサイトのクリック数やクリック率を測定できる機能です。
クリック数ではメッセージの内容の評価を、クリック数と成約数を見て遷移先のサイトの評価に役立てることができます。
コンバージョン
専用コードを設定したWebページにユーザーが訪れると、ユーザーに対し指定したアクションを実行する機能です。
クロス分析
クロス分析とは、2つ以上の項目をかけ合わせて分析ができる機能です。
かけ合わせる項目は、タグや顧客情報のほか、あらゆる内容が設定できます。
分析結果は人数で表され、CSVファイルでエクスポートできます。
そのCSVファイルを使って、Excelでグラフを作れます。
流入経路分析
誰がどこから友だち追加したかを特定できる機能です。
経路別にタグ付けと流入経路ごとに配信するシナリオ設定ができます。
友だち登録者数の多い経路と少ない経路が可視化できるため、広告費の最適化にも役立ちます。
サイトスクリプト
LINEから別のサイトに遷移した時に、友だちのサイト滞在時間を計測できる機能です。
滞在時間の長さでユーザーの興味関心やコンテンツの訴求力を評価するのに役立ちます。
これらの機能を使ったり、かけ合わせたりすることでLステップ内だけで必要な情報を収集し活用、その後の効果の検証ができます。
Lステップの構築代行なら、みらいきってにお任せください
集客強化にLINEを考えている
Lステップを導入しようと思うけれど正直、使い方がわからない
Lステップでできることを知りたい
そんな方は・・・▼
Lステップのデメリット
固定費がかかる
LINEとLステップはサービス提供会社が異なる為、LINE公式アカウントとLステップそれぞれの使用料がかかります。
LINE公式アカウント料金プラン
コミュニケーションプラン | ライトプラン | スタンダードプラン | |
月額固定費 | 0円 | 5,000円 | 15,000円 |
無料メッセージ通数 | 200通 | 5,000通 | 30,000通 |
追加メッセージ料金 | 不可 | 不可 | ~3円/通 |
Lステップ料金プラン
スタートプラン | スタンダード プラン | プロプラン | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
初月料金 | 0円 | 0円 | 0円 |
月契約(税込) | 2,980円/月 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
月間配信数 | ~5,000通 | ~30,000通 | ~50,000通 |
機能 | 基本機能 | 基本機能 + その他の機能 | 基本機能 + その他の機能 (スタンダードプランより多い) |
このように、Lステップ導入の初期費用と初月料金は無料ですが、毎月固定費が発生します。
使える機能も契約するプランによって異なるため、導入前に使える機能を確認しておくことがポイントです。
システム構築に時間がかかる
豊富な機能が搭載されている為、システム構築の作業工数が多くなり、システム構築に時間がかかります。
また、システム構築にはLINE公式アカウントとLステップ両方の運用知識と技術、マーケティングの知識が必要なので自社での構築は難しい傾向にあります。
システム構築を専門業者に委託する企業も多いみたいだよ
Lステップを使いこなせるようになるまで時間がかかる
機能が豊富に搭載されているがゆえ、使いこなすまでに時間がかかってしまいます。
しかし、活用セミナーやスポットコンサルなどのサポート体制があるため、困った時も安心です。
サポート体制があるのは嬉しいね。
社内に一定のリソースが必要
運用してからわかる問題点なども出てくるため、運用しながら修正を行っていく必要があります。そのため、長期的な運用ができる体制が必要です。
まとめ
Lステップを活用すると…
・顧客の興味関心に合わせた商品やサービスを提案できる。(=One to Oneマーケティング)
・自動化ツールを用いて、業務の効率アップを図る。
・分析に必要なデータを集め、LINE公式アカウントを効果的に運営する。
といったことが可能となります。
固定費がかかることや使いこなせるようになるまでに時間がかかるというデメリットがありますが、うまく活用できると『業務の効率化』を図りながら『One to Oneマーケティング』を実施し、売り上げアップを目指すことが可能です。
業務の効率化と売り上げアップを目指す方におススメです。
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