LINE公式アカウントの機能を飛躍的にアップしてくれるLステップ。
LステップとはLINE公式アカウント専用のマーケティングツールです。
個々のお客様に合ったアプローチが可能なことから、BtoCビジネスに非常に有効と言われています。
ユーザーに合わせて細かく設定ができる分、機能が多く、複雑であるため、登録作業に苦戦する方も多くいます。
そこで本記事では、Lステップの導入方法とLステップコンサルタントについて解説します。
Lステップ導入前に準備すること
Lステップを導入する前に以下の2つを準備しておきましょう。
【Lステップ導入前の準備】
1.導入目的を明確にしておく
2.LINE公式アカウントの取得
1.導入目的を明確にしておく
Lステップを導入する前に、導入目的を明確化しておくことが重要です。
目的が明確ではない状態でLステップを導入すると、ゴール設定ができないため、構築がうまくできず、思うような結果が得られないことになってしまいます。
『何を解決するために導入するのか。』事前によく検討しておきましょう。
これは最重要ポイントです。
2.LINE公式アカウントの取得
Lステップを利用するにあたっては、LINE公式アカウントを取得していることが必須です。
LINE公式アカウントを取得していない場合は、先に取得手続きをしましょう。
LINE公式アカウントには、未認証と認証済みがあるみたいだけど、認証済みの方がいいの?
認証済みのアカウントとは、LINEヤフー株式会社の審査を通過したアカウントのことです。
未認証のアカウントでも運用は可能ですが、認証済みアカウントの方がユーザーの信用を獲得しやすい傾向があるほか、特典もあります。
審査には10営業日程度時間を要しますが、認証済みアカウントで運用することがおすすめです。
また、既存のLINE公式アカウントにLステップを導入することも可能です。
その際の注意点については、次の章で解説していきます。
Lステップ導入時の注意点
Lステップ導入時の注意点を2つご紹介します。
1.既存のLINE公式アカウントにLステップを導入する場合
2.Lステップの推奨環境について
では、一つずつ見ていきましょう!
1.既存のLINE公式アカウントにLステップを導入する場合
すでにフォロワーを要するLINEアカウントにLステップを導入する場合、知っておきたいポイントは次の2つです。
【ポイント①】
Lステップ導入後、既存顧客はツールに認識されていないため、ツールに認識させるための施策が必要です。
具体的には、顧客にアクション(トークやスタンプ)をしてもらう必要があります。
(※Lステップ導入後に友だち登録した顧客は、上記の手順は不要です。)
【ポイント②】
Lステップ導入後のLINE公式アカウントの「1対1トーク」は、Lステップ内で利用することになります。
LINE公式アカウントとLステップの両方を新規導入する場合は、特に注意するべきことはありません。
LINE公式アカウントを申し込んだ後、Lステップのアカウントを取得してください。
Lステップの推奨環境について
最新版のGoogleChromeが推奨されています。
Safariの場合は、アップデート後に表示の乱れが発生するケースがあります。
デバイスは、WindowsとMacのPC、スマホ、タブレットで利用可能です。
(※初期設定は、スマホやタブレットではできないため、PCでの操作となります。)
Lステップ導入の流れ
Lステップ導入は以下の流れで行います。
1.Lステップの申し込み
2.Lステップのアカウント取得
3.初期設定
4.Lステップ利用開始
1.Lステップの申し込み
Lステップの申し込みページにアクセスし、利用プランを選択、必要事項を入力すると申し込みが完了します。
Lステップのアカウント発行日は、LINE公式アカウントが準備できる日を確認して設定しましょう。
◆Lステップの料金プランについて
Lステップには3つのプラン(2024年2月現在)があり、グレードが低い順に「スタートプラン」「スタンダードプラン」「プロプラン」です。
プランによって使える機能が異なるので、自社の使用目的に合ったプランを選択しましょう。
いずれも初月料金(初期費用)は無料で、月額料金は2,980円、21,780円、32,780円となっています(いずれも税込)。
具体的なプラン内容はこちらの記事をご覧ください。
プランを選ぶのに迷ったら・・・
グレードが低いプランから開始して、友だち登録数の増加とともにアップグレードするという方法もあります。
2.Lステップのアカウント発行
申し込みと支払いの確認が終わると、お知らせメールが届きます。
メール内の『アカウント発行へ進む』をタップ(クリック)すると、「Lステップご利用登録」の画面に移動します。
注意事項や利用規約に同意の上、画面下部にある「新しくLステップユーザーを登録する」をタップ(クリック)し、ユーザー登録を行います。
Lステップ利用登録画面を閉じてしまった場合は、申し込みと同時に送られるメールにある初期設定用URLから、始められます。
3.初期設定
LステップとLINE公式アカウントを連携させるための初期設定を行います。
設定する内容は以下の通りです。
①Channel IDとChannel Secretを登録
②応答設定の登録
③LINEログインチャンネルを開設
④動作確認
操作の詳細はこちらを参照してください。
初期設定を行う環境について
・初期設定はPCで行う。(スマホ・タブレットでは設定できません。)
・2画面表示で操作すると作業がしやすい。(Lステップ・LINE公式アカウントそれぞれの画面を交互に操作するため)
・GoogleChromeを推奨
4.Lステップ利用開始
設定作業が終わったらLステップを使用することができます。
まずは自社の事業に合ったLステップの構築からとなりますが、機能がたくさんあるので、マニュアルを見ながら一つずつの機能を覚えていきましょう。
Lステップはサポート体制が充実しているので、わからないところはサポートを利用しましょう。
並行して、LINE公式アカウントの友だちの数を増やす施策も進めていきましょう。
Lステップ導入後に利用できるサポート
Lステップのサポート体制をご紹介します。
【Lステップのサポートについて】
チャットサポート | チャットボットや有人のチャットが利用できます。 わからないところを素早く対応してくれる点が便利です。 |
LINEサポート | 利用者専用のLINEサポートです。 わからないところを写真や動画で状況説明できる点が特徴です。 |
各機能マニュアル | キーワード検索機能が付いており、答えをすぐに見つけることができます。 |
初心者向けLステップスタート動画講座 | 無料動画講座。よく使う機能を集めた講座となっています。 |
スポットコンサル | 認定サポーターから個別でアドバイスが受けられるサポート。 毎月1回(60分)無料で受けることができます。 |
Lステップ活用セミナー | 認定サポータ―が講師のセミナーです。すべて無料で何回でも参加できます。 |
マーケティング定期勉強会 | 定期開催されているマーケティングの勉強会です。無料で受けることができます。 |
サポートを活用したとしても、自力での構築・運用のハードルは高いと感じられる方が多いのが現実。
実際のところLステップの構築・運用には、Lステップの知識だけでなく、マーケティングの知識など、専門知識が必要です。
そのため、Lステップを新規導入する際、コンサルタントに依頼する方も増えています。
Lステップのコンサルタントとは?
Lステップのコンサルタントは、事業者によって担う範囲に差はありますが、『Lステップの導入、構築、運用サポート、分析、改善提案』を担ってくれます。
よく似た事業者に、構築代行業者がありますが、構築のみを請け負う事業者や、構築・運用を請け負う事業者など、依頼できる範囲がコンサルタントに比べて限定的であることが多いです。
Lステップ構築を外注する場合は、依頼できる範囲をよく確認してから選ぶようにしましょう。
Lステップコンサルタントに依頼するメリット
Lステップコンサルタントに依頼すると3つのメリットがあります。
1.自社にあったLステップの構築が依頼できる
2.成功事例を知ることができる
3.Lステップ構築後の分析・改善を依頼できる
Lステップコンサルタントは、Lステップの知識だけでなく、マーケティングの知識も持ち合わせているため、自社に合った運用方法を提案してもらうことや、運用後のデータ分析と改善提案を依頼することができます。
Lステップ構築や構築後のデータ分析に割くリソースを削減することができるため、本業の商品やサービス提供に集中できることもメリットです。
こんな方
・Lステップについてよく分からない方
・運用に時間をかけられない方
・成約率やリピート率を上げたい方
は、コンサルタントに依頼するのがおすすめです。
Lステップコンサルタントに依頼するデメリット
コンサルタントに依頼するデメリットは2つです。
1.サービス内容や範囲がコンサルタントによって異なる
2.作業内容と支払う金額が見合わない場合がある
まずサービス内容やサービス範囲の確認し、複数の事業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。
Lステップ構築の作業工数の多さや早く完成させるなど、求める内容によって金額も変わってくるため、費用対効果についてもよく検討しましょう。
Lステップコンサルタントを選ぶポイント
Lステップコンサルタントの選ぶときのポイントを4つご紹介します。
1.コンサルタントの経歴
Lステップを学んだ経歴を確認しましょう。
正規代理店や認定トレーナーの元で学んでいる場合は問題ないと思われます。信用するに値する根拠を探っていきましょう。
2.提案力、傾聴力があるか
Lステップで実現したいことを聞き取り、その内容を踏まえた具体的な提案をしてくれるかどうかも確認しましょう。具体的な提案がない場合は、避けた方がいいでしょう。
3.サポート範囲
事業者によってサポート範囲が異なるため、サポート範囲が依頼したい範囲と一致しているかどうかも確認しましょう。
4.Lステップの構築実績
自社と同じ業種で実績があるのが理想ですが、実績がなくとも、似たような事例で構築実績があるかどうかを確認しましょう。
信頼できるコンサルタントを選ぶためにも、過去の構築実績は必ず確認するようにしましょう!
まとめ
本記事では、Lステップの導入方法とLステップコンサルタントについて解説しました。
Lステップの導入には、Lステップの知識以外にマーケティング等の専門知識が必要です。
サポートを活用しながら自力で構築することも可能ですが、構築に時間がかかるため、成果を得るまでに時間がかかってしまうことでしょう。
Lステップを導入して早く成果を得たい場合は、Lステップコンサルタントに依頼することが近道です。
Lステップの導入方法について悩んでいる方は、この記事を参考に自社のビジネスに合う方法を検討してみてください。
Lステップの構築…難しくて何からしたら良いのかわからない
プロに、より効果のでるLステップ制作を依頼したい
そんな方は、みらきってにご相談ください^^