LINE公式アカウントの機能をバージョンアップしてくれるLステップ。
Lステップは飲食店や美容院などの活用事例が多いですが、実はクリニックや病院でも活用されており、大きな効果をあげています。
とはいえ、クリニック・病院でLステップを
『どのように活用すればいいのか分からない』という方も多いでしょう。
確かに、どんな機能が活用できるんだろう?
メリットや注意点、実際の活用事例をチェックしておきたい!
そこで本記事では、クリニック・病院で活用できるLステップの機能や導入するメリット、注意点、活用事例などについて詳しく解説します。
クリニック・病院で活用できるLステップの機能
クリニック・病院で活用できるLステップの主な機能は以下の通りです。
1.予約管理
2.シナリオ配信
3.友だち情報欄管理
4.セグメント配信
それぞれの機能について、さっそく見ていきましょう!
1.予約管理
LINE上で空き状況を確認して予約ができる機能です。
クリニック・病院において、Lステップの予約管理システムは欠かせません。
LINE公式アカウントのリッチメニューにこの予約システムを設定することで、24時間予約受付が可能となります。
この機能を用いると、キャンセルや日時変更などもLINE上で行うことができるため、患者にとっても従業員にとっても大きなメリットとなります。
受付時間を気にせず、日時変更やキャンセルできるのは便利だよね。
2.シナリオ配信
シナリオ配信は、事前に用意したメッセージをスケジュール通り配信することができる機能です。
この機能を用いて、ユーザーに有益な情報とともにお得なキャンペーン情報を送信することで効果的にアプローチすることができます。
【例】「ニキビの治し方」という内容のシナリオ配信を送る場合
1通目→基本的なニキビの改善方法とクリニックに行くべき理由
2通目→治療の流れ
3通目→症例の紹介
4通目→利用者の声とケア用品で使える期間限定の割引クーポンを配信
というように、事前に患者にとって有益な情報を伝えておくと治療のイメージが伝わり、ニキビ治療のためのクリニック予約を検討しやすくなるでしょう。
また、4通目の配信でクリニックを予約しなくても、5通目、6通目とクリニックに行くべき理由を訴求することで、受診する可能性をあげることができます。
定期的にアプローチできるLステップのシナリオ配信は、LINE公式アカウントのステップ配信よりも配信日・配信時間を細かく設定できるところが大きな強みです。
3.友だち情報欄管理
Lステップでは、LINE公式アカウントに友だち登録した患者の基本情報、個別メモ、メッセージ情報などを患者ごとにまとめ、蓄積することができます。
そのため、患者情報を管理しやすくなります。
顧客管理システムはLステップ以外にも存在しますが、Lステップであれば顧客管理と配信管理をまとめて行うことができるため、リソースが少なく済みます。
すでに使用している顧客管理システムの顧客情報をCSV操作からLステップに反映することもできるため、移行作業に時間を割く必要もありません。
4.セグメント配信
Lステップでは、患者の年齢や性別などの属性にマッチした配信(セグメント配信)を行うことができます。
LINE公式アカウントにも同じような機能があったよね?どう違うの?
たしかに、LINE公式アカウントにもセグメント配信機能は備わっています。大きく違うところは・・・
◆LINE公式アカウントのセグメント配信機能
性別や年齢、居住地といった基本的な情報でしかセグメント分けできません。
しかも、みなし属性でのセグメント分けです。
◆Lステップのセグメント配信機能
基本的な情報だけでなく、流入先やユーザーの興味関心などの情報によってもセグメント分けすることができます。
こちらは、患者から直接集めた情報を元にセグメント分けをするので、より確実に対象者にあった配信をすることができるのです。
属性に合ったメッセージ配信はブロック率の低下や開封率UPにも大きく影響します。
無駄な配信を防ぐことにもつながるので、かなり便利な機能です。
クリニック・病院でLステップを導入するメリット
クリニック・病院でLステップを導入するメリットは以下の通りです。
1.有益な情報を患者に届けることができる
2.業務効率をアップすることができる
3.商品販売を促進できる
4.予約忘れ・直前キャンセルを減らすことができる
5.口コミ獲得につながる
それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。
1.有益な情報を患者に届けることができる
LINEでのコミュニケーションは、新しい配信に気づきやすく、メッセージ開封率が高いという特徴があります。
そのため、患者にとって有益な情報を届けることができるツールになるのです。
クリニック・病院で使用している最新の医療器具や、在籍している医師情報、他のクリニック・病院との違いなど、さまざまな情報を届けることができます。
2.業務効率をアップすることができる
Lステップで予約管理や顧客管理をすることで、業務効率をアップさせることができます。
なかでも中・小規模のクリニック・病院の場合、Lステップだけで予約管理・顧客管理を完結させることもできるため、従業員の負担を減らすことにもつながります。
3.商品販売を促進できる
クリニック・病院で商品を販売している場合、それらの商品の販売促進にも効果があります。
例えば、シナリオ配信で患者のよくある悩みについての情報発信とともに、悩みを解決するための商品を宣伝することで、販売促進することができます。
4.予約忘れ・直前キャンセルを減らすことができる
予約忘れや直前キャンセルに悩まされているクリニック・病院も多いですが、Lステップを活用することで24時間、簡単にキャンセルや予約変更をすることができます。
患者側の予約変更・キャンセルの操作、病院・クリニック側の対応も電話ではなく、すべてLINE上で行えるため、わざわざ電話を取る必要がありません。
さらに、予約機能とリマインダ配信を連動させることで、予約忘れや直前のキャンセルを減らすことも可能です。
ちなみにリマインダ配信は、LINE公式アカウントにない機能で、Lステップならではの機能です。
5.口コミ獲得につながる
クリニック・病院を選ぶときに口コミを重視する人は多く、なかでもGoogle口コミは患者の目に入りやすいため影響力が大きいです。
Lステップのリマインダ配信を活用して、来院した後に口コミの依頼を含めたメッセージを送信することで、良い口コミを集めることができます。
クリニック・病院でLステップを導入するときの注意点
クリニック・病院でLステップを導入するときの注意点は以下の通りです。
1.医薬品医療機器等法(薬機法)に遵守する
2.患者ファーストのメッセージ配信を行う
それぞれの注意点について、以下で詳しく解説します。
1.医薬品医療機器等法(薬機法)に遵守する
Lステップは公式LINEアカウントを友だち追加しているユーザーしか閲覧することができないため、ホームページなどに比べると薬機法に遵守した内容になっていないことも多いようです。
しかし、薬機法に遵守していない場合、2年以下の懲役、200万円以下の罰金や売上高のうち4.5%が課徴金として徴収されるなどの罰則だけでなく、患者からの信頼を失ったり、トラブルに発展することもあります。
そのため、Lステップを活用したメッセージや広告の内容についても薬機法を遵守しているかどうか入念にチェックしましょう。
2.患者ファーストのメッセージ配信を行う
LINE公式アカウントから送られてくるメッセージを”うっとうしい”と感じる人も多いため、患者ファーストのメッセージ配信を心がけることが大切です。
Lステップ公式が行った調査によると、LINE公式アカウントからのメッセージ頻度として「週に1回」が最多となり、次いで「2週間に1回」が多いという結果となりました。
この結果から、Lステップでのメッセージ配信は1週間〜2週間に1回の頻度が理想的だと言えるでしょう。
早く結果を出したいあまり、頻繁にメッセージを送信したり、利益拡大につながる広告や商品紹介だけを発信してしまうとブロック率が高くなってしまいます。
実際にLステップ公式の同調査によると、LINE公式アカウントをブロックしたことがあると回答したユーザーは76.5%となっており、ユーザーは簡単にブロックしてしまうことがわかっています。
このように、患者ファーストの運用をしないと、効果的にLステップを運用できなくなってしまうため注意が必要です。
クリニック・病院でのLステップの活用事例
クリニック・病院でのLステップの活用事例は以下の通りです。
1.歯科医院での事例
2.美容クリニックでの事例
それぞれの活用事例について、以下で詳しく解説します。
1.歯科医院での活用事例
子ども連れの多い歯科医院で、いつでも簡単に予約・キャンセルをできるような仕組みづくりを目的としてLステップを導入した事例です。
こちらの医院ではメッセージ配信で”歯の健康”についての知識を発信し、予約してもらいやすい仕組みの構築と、予約の自動化によって、受付担当の従業員の業務量の軽減と、直前キャンセルや無断キャンセルの数を減らすことに成功しました。
2.美容クリニックでの活用事例
美容クリニックで、予約業務の自動化やアンケート機能によるニーズの発見、さらには自社商品の販売促進のためにLステップを導入した事例です。
アンケート機能を活用して、患者のお悩みや興味があることなどを調査し、新しい施術情報やキャンペーンの案内など、患者に有益な情報を提供することでブロック率の低下に成功しました。
そのほかに、化粧品、美容グッズなど関連商品の販売導線をLステップで構築し、売り上げUPを実現しました。
アンケート機能で、顧客のニーズを調査し、その情報を商品開発に活かしたというケースもあります。
まとめ
本記事では、クリニック・病院で活用できるLステップの機能や導入するメリット、注意点、活用事例などについて詳しく解説しました。
Lステップを活用することで、業務効率UPやリピーターの獲得、物販の販促など、クリニック・病院においてもさまざまな効果が期待できます。
ただし、Lステップは短期的な施策ではなく、患者に寄り添った中長期的な運用となるため、しっかりと運用できる環境を整えておくことも大切です。
ぜひ本記事を参考にして、クリニック・病院でLステップを活用してみてください。
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