Lステップに興味を持っている方や実際に使っている方の中には、
Lステップのプロプラン、導入しようかな~。
Lステップの流入経路分析機能って何?どういうメリットがあるの?
とお考えの方もおられるのではないでしょうか?
今回は、Lステップの流入経路分析とそのメリットについて解説していきます。
ではさっそく見て行きましょう!
Lステップの構築代行なら、みらいきってにお任せください
集客強化にLINEを考えている
Lステップを導入しようと思うけれど正直、使い方がわからない
Lステップでできることを知りたい
そんな方は・・・▼
Lステップとは
Lステップとは、LINE公式アカウントに紐づけて使うマーケティングツールです。
Lステップは、LINE公式アカウントをより実用的に、顧客ひとりひとりにあった対応を可能にしてくれます。
絞り込み配信(セグメント配信)をする場合を例にあげると・・・
◆LINE公式アカウント単体の運用では
LINE公式アカウントのセグメント配信はみなし属性*1で絞り込んで配信となるため、配信メッセージと配信対象者のミスマッチが起こる可能性があります。
*1:みなし属性とは
みなし属性とは、LINEファミリーサービスにおいて、LINEユーザーが登録した性別、年代、エリア情報とそれらのユーザーの⾏動履歴、 LINE内コンテンツの閲覧傾向やLINE内の広告接触情報をもとに分類したものです。
(引用元:ターゲット設定はどのような情報を基にしていますか? | LINE for Business (linebiz.com))
◆Lステップ+LINE公式アカウントの運用では
顧客にアンケートを送信
↓
回答を顧客ごとに保存
↓
保存した情報を使って絞り込み配信(セグメント配信)
といったことが可能です。顧客から直接取得した情報を使ってセグメント配信するので、配信メッセージと配信対象者のミスマッチが起こりにくい特徴があります。
(※ちなみにLINE公式アカウント単体の運用でもアンケートを送信することはできます。しかし、回答を顧客ごとに保存する機能はありません。)
さらにLステップでは、配信履歴でセグメント配信した顧客を特定したり、タグ管理やクロス分析、そしてこれからご紹介する流入経路分析などの分析機能を用いて、アプローチの改善やアプローチの効果を測定することができます。
このようにLステップを活用すると、顧客ひとりひとりにあった対応が可能となります。そしてその結果、顧客の取り込みやリピート率の向上につなげることができるのです。
2. Lステップの流入経路分析機能とは
Lステップの流入経路分析機能とは、誰がどの経路から友だち追加したかを特定することができる機能です。
Lステップでは複数のQRコードを発行することができるので、経路ごとに異なるQRコードを設置することで測定が可能となります。
【QRコード設置例】
店頭の求人用のチラシ・説明会受付・ホームページ・YouTube・各種SNS など
LINE公式アカウント単体の運用でも流入経路分析をすることができますが、わかるのは経路ごとの人数のみです。『誰がどこから友だち追加したか』まではわかりません。
『誰がどこから友だち追加したか』までわかるということは、Lステップの方がより一歩踏み込んだ分析ができるということじゃな。
3. 流入経路分析の重要性
誰がどのような経路で興味を持ち、アクションを起こしたのかを見える化できるようになると、顧客の行動パターンや嗜好を把握しやすくなり、経路に特化したコンテンツやキャンペーンを展開することができます。
具体的なメリットとして、以下の4つが挙げられます。
広告費の適正化につなげることができる
どの流入経路が効果的であるか、どの広告チャネルが成果につながっているかを明確にすることができます。これにより、予算の最適化やROI*2(投資利益率)の向上が期待できます。
*2:ROI(投資利益率)とは
投資額に対してどれだけの利益を上げられたかを示す指標。
経路ごとに配信する内容を変えることができる
経路ごとにシナリオ配信の内容を変えることができます。
経路によってユーザーの特性があるので、配信内容を変えることで、成約率のアップやブロック率の低下につながります。
【例】
会社説明会出席者用のQRコード → 社員インタビューや座談会などのコンテンツ配信
自社SNSに設置したQRコード → 新商品のコンテンツ配信
購入者を特定することができる
どの流入経路がユーザーを引きつけているのか、どの流入経路がコンバージョン*3に繋がっているのかを把握することができます。
これによって、購入者の特徴にあわせたシナリオ配信や広告の内容を作っていくことができます。
購入者の特徴は、
Facebook経由、30代、男性・・・
なるほど。ターゲット層の特徴が見えてきた!
*3:コンバージョンとは
Webマーケティングにおいて行動が成果(例:資料請求や商品購入)に「転換」することを言います。
来場受付の自動化
セミナーやイベントの受付用にQRコードを発行し、印刷して入口に準備します。それを来場者に読み取ってもらえれば、受付を自動化することができます。
タグ付けすると、出席者を対象に後日メッセージを配信することも可能となります。
セミナー会場での手間と人員を減らすことができるから便利だね。
4. 流入経路分析の設定手順
手順1:流入経路の設定、流入経路名の登録
経路名は顧客に表示されないため、管理しやすい名称にすると便利です。
手順2:アクションを設定する
友だち追加された時のアクションを設定します。
設定するアクション例:
・〇〇(流入経路名)のタグをつける
・〇〇(流入経路名)から登録専用のリッチメニューを表示
・〇〇から登録専用のシナリオ配信
タグ付けを行っておくと、メッセージ配信や購入者の属性把握に役立つので、タグ付けは必須のアクションと言えます。
手順3:友だち追加時設定をする
特定の経路から友だち追加された場合に、基本の「友だち追加時設定*4」を実行するかどうかを設定します。
*4:友だち追加時設定とは
友だち追加をした際に自動でアクションを起こしてくれる機能です。
設定例としては、
友だち追加の感謝の気持ちを伝えるあいさつメッセージ、アンケート、コンテンツなどです。
友だち追加直後は、アカウントへの関心が最も高い状態なので、アクション設定をしておくとより効果的です。
流入経路分析機能は、この基本の「友だち追加時設定」の実行の有無と流入経路ごとのアクションを設定することができます。
実行パターンは以下の2種類です。
①友だち追加時設定を実行せずに、流入経路で設定したアクションを実行する。
②友だち追加時設定を実行し、流入経路で設定したアクションも実行する。
【例】
基本の友だち追加時設定と流入経路のアクションを以下のように設定したとします。
◆基本の友だち追加時設定:あいさつメッセージとアンケート配信
◆流入経路Instagramのアクション設定:Instagramのタグ付け、Instagram用のシナリオ配信
そうすると、Instagram経路で登録した顧客に起こすアクションは…
・基本の友だち追加のアクションなしの場合
Instagramタグ付け・Instagram用のシナリオ配信
・基本の友だち追加のアクションありの場合
あいさつメッセージ・アンケート・Instagramのタグ付け・Instagram用のシナリオ配信
基本的には、
どの経路からの顧客に対しても基本の友だち追加時設定(上の例でいうと、あいさつメッセージ&アンケート)を実行することが多いので、基本の友だち追加のアクションありを選ぶケースが多いです。
手順4:QRコードもしくはURLを設置する
該当のQRコードまたはURLをコピーし、外部サイトに設置して、設定完了です。
Lステップの構築代行なら、みらいきってにお任せください
集客強化にLINEを考えている
Lステップを導入しようと思うけれど正直、使い方がわからない
Lステップでできることを知りたい
そんな方は・・・▼
5.流入経路分析の活用例
・ポイントカードとして活用
QRコードを1回読み取ると1ポイント付与するといった設定をするとポイントカードとして利用できます。
・担当者ごとにQRコードを設置して、担当者ごとの友だち登録数を可視化する
・クロス分析*5を併用して、購入者の傾向を把握する
(例:流入経路×購入数、流入経路×HPアクセス数)
*5:クロス分析とは
2つ以上の項目をかけ合わせて分析する方法。
6.流入経路分析機能を使う時の注意点
流入経路分析を使う時に注意したいポイントが3つあります。
流入経路分析を使えるのはプロプラン以上
スタートプラン、スタンダードプランでは利用することができません。
流入経路分析を使うのであれば、アップグレードが必要となります。
■参考■
Lステップのプランと月額使用料
スタートプラン | スタンダード プラン | プロプラン | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
初月料金 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額料金(税込) | 2,980円/月 | 21,780円/月 | 32,780円/月 |
月間配信数 | ~5,000通 | ~30,000通 | ~50,000通 |
認証画面が表示される
LINEの仕様上、友だち登録時に情報利用の同意画面が表示されます。
そのため、認証画面が表示されたら「許可する」をタップしてもらう必要があります。
登録せずに離脱する人を減らす為には、タップしてもらうように一言添えるとスムーズじゃ。
登録した「アクション」は後から変更することができない
アクション登録後はボタンがクリックできないようになるため、変更ができません。
変更したい場合は、新しく流入経路を作成する必要があります。
新しく作成した経路はURLが以前の物と変わる為、すでに媒体に設置していた場合は貼り付け直す必要があります。
6.まとめ
このように、Lステップの流入経路分析機能を活用すると、
・広告費の適正化を図る
・経路ごとに配信するシナリオを変える
・購入者を特定し、その属性に合わせた戦略を練る
ことが可能となります。
そうして、顧客の好みに合わせたアプローチがより実現可能となり、成約率・売り上げ・リピーター率アップにつなげることができるようになります。
流入経路分析 ぜひご活用ください。
Lステップの構築…難しくて何からしたら良いのかわからない
プロに、より効果のでるLステップ制作を依頼したい
そんな方は、みらきってにご相談ください^^